スパイダーマン・ファー・フロム・ホームがネトフリにあるからみんな観てほしい
やらなくてはいけない課題がたくさんあるが、そんなことはどうでもよくて。5月4日に書きたかったことを今から書いていきたいと思う。
みんな!
ネットフリックスにスパイダーマン・ファー・フロム・ホームが登場したよ~!
みんな観てね~!
おさらい
話の内容に入る前に少し話しておきたいのだが、(知っている人は多いかもしれない)スパイダーマンは利権関係が少しこじれていた。ようやく落ち着いたところで3部目となるスパイダーマンが爆誕した。
1部目はトビーが主演のスパイダーマン。2部がガーフィールドのアメイジングスパイダーマン、そして今作がトム・ホランドのスパイダーマン。
さて、トムホランド版のスパイダーマンはネットフリックスに2作品追加されている。もちろん過去のシリーズもあるが、話は繋がっていないのでトムホランド版だけでも観てほしい。いや、本当はアメスパを一番観てほしいが、
トムホ版スパイダーマンについて
トムホ版は1作品目にホームカミングが公開された。正直に申し上げてこれは普通。慣れていなかったというのが正直な感想。過去作にはなかったスーツの機能が優秀すぎてチートではないか…と思ってしまった。加えて最後の戦闘シーンがチカチカしすぎてあまり集中できなかった。
しかし、2作品目のファー・フロム・ホームは面白かった。これは本当におもしろい。ファー・フロム・ホームのため、話を理解するためにも流しでいいのでホームカミングを観てほしいと思う。それぐらい面白い。はい。もはや作業。もちろんホームカミングは観なくてもファーフロムホームはわかるので観なくてもいい。
もはや自分の考えがブレブレだが、とにかくファーフロムホームだけは観てほしいのだ。暇な人はホームカミングから観て120%楽しんでほしいし、忙しい人にはファーフロムホームを観てスパイダーマンのすばらしさを理解してほしい。いいか!?絶対観ろよ!!!
あらすじ(あらすじを書くとは言ってない)
ここからはなにが面白いかを書いていきたいと思う。あらすじと見出しを打ったが、話の流れは書かない。じゃあ、あらすじって書くなよ!!!!はい。
作品の題名でもわかる通り、家から離れたところ(舞台は修学旅行先のヨーロッパ)で事件に巻き込まれていくのだが、スパイダーマンとして戦うことよりもこの機会に片思いの相手に告白することを優先した主人公。その考えと、間違った大きな決断がきっかけで状況は悪い方向へ進んでいく。スパイダーマンが事件に介入し、真相を突き止めた時には相手が強くなりすぎていたために相手の策にハマってしまう。今作は、この策が面白いのだ。主人公が騙されるのはもちろんのこと、観ている人も絶対騙されるようになっており、スパイダーマンどころか観ている人たちまでいいように扱われてしまう。
策の序盤の急展開に「えっ」となって指をくわえ、我々が状況を理解した時にはスパイダーマンはボコボコにやられているので「あわわ~…」と情けない声を漏らす人はきっと多いでしょう。
(いや、むしろ今回の作品は、敵の策以前、それも上映されてすぐの時点で我々は騙されており、映画監督の手のひらで転がされていると言っても過言ではないと思う。)
我々が策にハマる時、映画監督は、観客をこの作品に引きずり込むことに成功したと言い換えることが出来るだろう。それがこの映画の面白さであって、すばらしさなのである。
映画というものは、いかに観客が前のめりになって映画にのめり込めるかが重要である。それもアクションならなおさらだ。手に汗握るはずの展開に没入感を覚えられない作品は、どこかに必ず欠陥があると言っても過言ではない。
今からファーフロムホームを観る人は、「絶対騙されないぞと」意気込んでから観るのも面白いかもしれない。そうすればするほど監督と敵の術中にはまるのだから。
{おしまい}
いつも読んでいただきありがとうございます。
スパイダーマンを観る。そして、人生を考える。
さて、全く書かない日々が続きました。
それでもはてなさんの
──それがなんだというのだ。今、おれの横で三羽目の孔雀が死んだ。
— 大学生による考察日記 (@ekHT9XUPGbDCQme) 2021年4月28日
ブログを書くということ | 文・黄金頭(id:goldhead) - 週刊はてなブログ https://t.co/axZaqpP1Gq
このシリーズが面白くて…。他の方の記事は読んでいたりしました。
今回は表題にある通りスパイダーマンの内容について書いていきたいと思います。
なぜ今さらなのかというと、時間ができたからです。(2021.5.10.1:33AM)
内容の前に
このシリーズはアニメで上映されました。正直に申し上げると、下馬評はあまりよくありませんでした。が、結果的に大ヒット。この大ヒット作品には、確かな理由があって、内容の他に最新の映像技術と実写では表現できない"おしゃれ"がちりばめられていたからだと感じます。特にそれを感じることが出来たシーンは、
https://www.youtube.com/watch?v=rSfrXXthnuQ
この動画の開始数秒で確認することが出来ます。アニメの動きの中に一瞬アメコミのコマが挿入されていおり、実写ではなかなかできない表現方法です。
もちろんこれだけじゃなくて、アニメだからできるシーンはいくつかあります。それを探すのも面白いです。むろん内容も面白いので今から書きます。
あらすじ
簡単にですが、簡単に簡略化して短く手短に書いていきたいと思います。
序盤
いきなりネタバレですが、皆さんの想像するスパイダーマンは冒頭で死にます。
はい、これが一番の衝撃ですが、映画の本題からすると序盤で大事なのは、主人公のモラレスが思い通りの人生を歩めていないことに不満を抱いており、父と仲が悪いことです。たまたま受かった進学校に無理やり入学させられたので彼は何とか元の学校に戻ろうと奮闘します。彼の趣味は絵を描くこと。進学校など、マイルスには必要ないのデス。
ちなみにこの映画では家族という存在が後々重要になってきます。
中盤
ここからは戸惑いの連続と、父とのちょっとしたすれ違いが起きます。息の止まる瞬間もあり、目が離せません。仲間から認められない自分、目の前で人が死ぬ悲しみ…序盤からのちょっとした笑いも交えつつ、大事な場面である父との扉越しの会話には泣けてしまいました。ここではあまり深くは堀り下げません。あとで書きます。
終盤
敵を倒して仲間とは離れることになったが、心は通じ合い、父との関係も修復。自分の運命を受け入れてこの映画は終わるのですが、最後の最後の、ベッドの笑顔もまた泣けるんだなこれが。終わり方の模範解答みたいな、完璧な終わりかたです。
感想と考察
そういえば、過去作と似たシーンがあったのも良かったです。スパイダーキスとか、ダンスとか、電車とか。あとは、落ちていくグウェンを助けるシーンには感動しました。僕はすぐにアメスパ2を思い出したのですが、トビーの時の作品にも似たのがあるので(むしろそちらの方が近い)その人がどちらを思い出すかで感情が変わってくると思います。TENは「あの時の悲しみが繰り返されなくてよかったと」思うと胸が熱くなりました。
毎回観てすぐに思うのは面白いという感情。何が面白いのかというと、話の流れに論理の飛躍が見受けられないからだと思う。比較として適切かどうかわからないけど、ネットフリックスのオリジナル作品でしばしば見受けられる話の飛躍がなく、見ている人を置き去りにしないところが、非常に素晴らしい。(何様)
ちなみに弟は話の展開についていけなかったと言っていたので個人差があるかも。
さて、この映画では主人公が親のいいなりとなって始まりますが、中盤以降の出来事で父親側から歩み寄ります。「お前の人生だから思いっきり楽しんで」といった内容の言葉をかけられ、最後の大好きな絵を父親と完成させるシーンで胸が熱くなります。この時、主人公が精神的に強くなるところであり、覚悟を決めたところになります。
一方の主人公、モラレスも終盤のシーンで照れつつ自分が父親のことを好きだと伝えます。このシーンは、序盤の伏線をうまく回収しているところ。ちなみに観た人によって解釈が分かれるところでもあります。TENは、父親が気付いたじゃないかな~と思います。そっちの方が面白いし、love you という台詞をわざわざ使う必要がないと思ったからです。
そして、最後に主人公のモラレスから観た人にメッセージがあります。
「僕は不可能だと思っていたこと(スパイダーマンとして生きること)が出来るようになった。」
「誰だってスパイダーマンになれる。」
「君だってスパイダーマンになれる。」
「その物語でそれが少しでも伝われば嬉しい。」
これは、あらゆる出来事に対してできないと逃げるのではなく、気持ちを持って取り組めば上手く行くというメッセージになります。今回の映画は思春期の子供が精神的に強くなる話であり、父と仲直りする話であり、仲間と一緒になって敵を倒す内容です。
この映画を若いうちに観れて本当に良かったと思います。思春期特有の悩みや焦りが初めて見た時や今でも共感できるものだからです。もちろん大人も見て楽しめるので、ぜひ
そういえば、忘れてました。題に「人生を考える」という内容を書いてました。何書こうかな、自分の人生を生きることが出来る主人公がうらやましい。学校から提示された課題に絵をかいて提出するのがかっこいい。自分の望むことを自信を持って行動に移したいと思ったこの頃。
{おしまい}
いつも読んでいただきありがとうございます。
YOASOBIの「群青」は「バクマン。」にあててほしいと思う
今週のお題「下書き供養」
もがく人に向けて作詞作曲されたであろうYOASOBIの「群青」。この曲を聞いているとどうしても過去のことに思いを馳せてしまう。
なぜなら昔は文字通り無我夢中で取り組んだ経験があるからなのだが、いつの日か脳裏に浮かぶのは、自分の経験だけではなくなってきた。いや、むしろTENの経験よりも最適な素材がだんだんと肥大化してきた。
『いや、ふつーに「バクマン。」の方が合ってるくね?』
そう思ってからは、「バクマン。」のためにYOASOBIが趣味で作ったんじゃないかってぐらい勘違いしてしまう。いや、これは明らかにブルボンに失礼なのだろうが、もうこの思いを止められることができないのだ。
歌詞とストーリーが一致していると思うようになってから、ikuraちゃんと亜豆ちゃんがもう同じに見えてしまって、これは、もう、モデルだったのではないかと錯覚に陥ってしまう。
見えるか?
なぁ
見えるだろ?
見えろ!!!!
というわけで、書くことが少ないので歌詞と「バクマン。」のストーリーを照らし合わせでもしようかな
全てを賭けて描く
自分にしか出せない色で
朝も夜も走り続け
見つけ出した青い光
好きなものと向き合うこと
今だって怖いことだけど
もう今はあの日の透明な僕じゃない
ありのままの
かけがえの無い僕だ
感じたままに進む
自分で選んだこの道を
重いまぶた擦る夜に
しがみついた青い誓い
好きなことを続けること
それは「楽しい」だけじゃない
本当にできる?
不安になるけど
何枚でも
ほら何枚でも
自信がないから描いてきたんだよ
何回でも
ほら何回でも
積み上げてきたことが武器になる
周りを見たって
誰と比べたって
僕にしかできないことはなんだ
今でも自信なんかない
それでも
さて、軽く歌詞と画像を照らし合わせてもらうとわかるかと思う。漫画家を描いた漫画である。そういえば映画化もされていたから認知度はかなり高いかと思うが、一応あらすじを書いておく。
主人公の
「真城の書いた漫画がアニメ化し、その声優役として亜豆が選ばれたら結婚する」
という約束を叶えるために主人公(真城)がペアの高木、ライバル、編集者と関わりながら無我夢中で漫画を書き続ける物語である。スポーツ漫画や恋愛漫画と異なって起伏が少ないように感じるが、ジャンルを変えたりライバルに差を見せつけられたりと、飽きることなく読める熱血漫画である。
嘘でもいい。このアツい漫画の主題歌が「群青」と発表されたら泣くかもしれない。
本気でそう思う。
だれかこの気持ちわかってくれる人いないかな~
分かってくれよ~
{おしまい}
いつも読んでいただきありがとうございます。
大津プリンスホテルは泊まるべき。
以前このような記事を書いた。
かなりしんどくて、「朝も、夜も走り続け~訪れーた青い世界~♪」だった。
さて、前回の記事にも書いたが、マキノ到着後に宿泊するところを大津プリンスホテルに決定した。昼ご飯や小休憩をはさみつつ、何とか到着したのが19時。
https://www.princehotels.co.jp/otsu/豪華ですな~
スタッフ
豪華なロビーにはお世辞にも似合わないTENがフロントスタッフとチェックイン及び駐輪場の場所を聞くために話をする。顔面は日焼けで真っ赤、身なりは周りの客とも、ロビーにもそぐわないスポーツウェア。疲労とケガでフラフラの人間に対してもフロントスタッフの方は丁寧に接してくれた。汗臭かったかもしれないけどごめんね。
朝食の時は、TENグループのジャージ3人組が、レストランに突如として現れてしまった。これだけでおさまらず、友達2人は履いて出てはいけないスリッパを履いての入店である。2人は当初、バスローブで行こうとしていたため最悪の事態を阻止しただけでもほめてほしいとは思う。そんな37階からの琵琶湖の景観を損ねるようなグループが予約なしに訪れてもスタッフは丁寧に接客してくれた。チェックアウトの時に払うと言ったり、やっぱり今払いたいと言ったり、本当にわがままな客である。美味しいが故に何回もおかわりをしたが、嫌な顔一つされずお皿を下げてくれたのもありがたい。でもやっぱり周りの利用客とは浮いていた。スーツの男性かマダムが着るような華やかな服装の女性が大半であった。
少なくとも、半ズボンは、いなかった。
はい。
なめられる年齢、服装だと半ばあきらめていたが、1人の利用客として接してくれたことがこの上なく嬉しかった。これは、もしかするとホテルスタッフとして働いているTENだから思うことなのかもしれないが、やっぱりサービスされる側というのはこんなにもありがたいことなのだと身に染みた。
客室
リニューアルしたてということで、部屋の中はとても綺麗だった。特にトイレと風呂が別々だったのがうれしい。疲れた身体を癒すためにゆっくりと湯船に浸かることができた。成人男性3人が部屋にいても狭いと感じることはなく、窓の外には琵琶湖が広がっているため、閉塞感は一切なかった。
"琵琶湖の特等席"
なるほどこういうことか…。
20時半に1人が寝落ちして20時45分にはろれつが回らなくなり、自分が寝むっていくとわかる不思議な体験をした。
が、大きな揺れとともに深夜の2時に跳ね起きた。起きた瞬間に中学2年の冬を思い出した。長浜ホテルに宿泊した時に滋賀県で隣の宿泊客が血相を変えるほどの地震があったのだ。それを思い出し、脳は緊張状態になった。
隣の友達がベットから落ちただけでした。
俺の緊張を返してほしいと声が出そうになるほど寝ぼけた姿でノソノソと枕元まで帰っていった。そこからは2時間おきに目が覚めるようになってしまった。今思うと、横から落ちたのではなくて足元のほうから落ちたっぽいのが面白い。
ちなみに、長浜ロイヤルホテルは名前を変えて運営されています。
最後に
スタッフの対応、美味しい朝食、TENたちは食べてないが、お金さえ払えばテレビで紹介されるディナー。ここのホテルは文句なしに良かった。そのホテルが4200円で泊まれたのが信じれないほどだ。ぜひ一度訪れてほしいし、必ず再訪すると決めている。
https://www.princehotels.co.jp/otsu/room/
{おしまい}
いつも読んでいただきありがとうございます。
自転車限界旅 in 滋賀
今思い返すとなかなか弾丸旅だったと思う。
にも書いたように、(自称)暇人の友達2人との都合が合わなかった。
しかも2日目の天気予報は雨とわかり、カナーリ大変だった。
以下、記録を書きなぐっていく。
出発前
友達2人のスケジュール、さらに雨予報も重なり、なるべく濡れないように帰ってくることが条件となった。そこで浮上した案が、深夜出発である。
ここで出発の日のTENの1日を簡単に書いていきたい。
- 8時起床、9~10時美容院
- 11時半家族で寿司
- 13時半バイト先へ出発
- 21時帰宅、風呂や晩飯22時半完了
さて、身体は寝る準備に入っているが、頭は興奮している状態。24時集合なので仮眠は1時間できる。もちろん、案の定、やはり、仮眠などできなかった。
集合、出発
1番に集合場所に到着して友達2人を待つ。ほどなくして友達と合流したが、やはりみんな興奮気味であった。そもそも深夜に出歩く機会も減っていたから、とも考えられるが、まぁ、全員これからたくさん漕ぐことが楽しみだったと思う。
出発すると開始5㎞は一瞬であった。
「これをあと30セット?余裕余裕」など言いながら漕いでいく。
順調なのもつかの間。開始10㎞、なぜか急に気温が低下していく。
めちゃくそ寒い!!
この日はこの軽いスリッポンを履いていたのだが、寒い。それはもう寒い。禁断の靴下2枚重ねを行使している友達もいたが、意地でそれはしなかった。だって僕は靴下2足しか持ってきてないもん。
しかし、淀川の河川敷沿いを走行中、限界にぶち当たる。緊急でカイロを購入し、足裏に忍ばせる。実際にカイロが行っていた役割は、発熱ではなく防風だったことをここに書き残しておきたい。50円、そんなもん。友達は手が痛すぎて手袋を買い増していた。
京都
さて、ほどなくして京都に入るわけだが、その頃には足の感覚がなくなっていた。そのうち本当に壊死して取れるんじゃないかってぐらいには自分の身体とは別の物体でる。石清水八幡宮の目の前で信号待ちしている時、友達がマップで行き先を確認していた横で座り込み、足をもみもみしていた。前日の俺が恨めしい。足が痛い。
4時ごろに初めて少し長めの休憩を取った。15分間でトイレ休憩と軽食を摂る。4時間漕いで、太ももが少しキテいると自覚した。TENは、普段からコンビニのトイレで空気椅子の姿勢になって用を足しているのだが、5秒でバランスを崩してしまった。幸いにもまだ関門を開けてはいなかったので大丈夫♡。「第一次そろそろ引き返したいかも」は午前4時ごろに訪れたことを宣言する。
一度屋内で風をしのぐと、出発するために腰を上げることが億劫になる。
なんとか踏み出した外は相変わらず寒い。
普通に引き返して暖を取り直した。
そうは言っても2時間後には 難所の小関峠も超え、日の出の時間までに琵琶湖に到着することができた。小関峠は2度と通らん。
滋賀
ここで、議題が勃発する。
- どこで宿をとるのか。
- 本当に琵琶湖を一周するのか。
そ~です!ほぼ無計画で滋賀まで来てしまいました~!
とりあえず、マキノはメタセコイア並木まで行ってから考えることになった。個人的には「第二次そろそろ引き返したい」宣言を出したい状況であった。
後者(1周)はもう誰もが無理だとわかっている。だが、宿泊先に関しては意見が食い違うため、保留という形になった。今となっては、この時保留してよかったと本当に思う。
突然ですが、これ、なにかわかりますか?そうです。琵琶湖です。ちなみに、黄色が大津、青が雄琴、赤がマキノです。おおよそですが、大津から雄琴が10㎞。雄琴からマキノまでが50㎞になります。点の位置がおかしい?気にしないでください。
話は走行中に戻る。大津で朝ごはんを食べ、顔面の右側で水面の乱反射を受け止め、雄琴まで漕ぐ。「第三次そろそろ引き返したい」宣言の発令だ。かなりしんどい。
消費体力/㎞
が、明らかに序盤と異なる。雄琴で温泉入って、寝て、帰って、もいい気がしてきたが、とりあえずマキノに行きたいと言い出したのは紛れもなく自分である。目的地まで残り5時間。ここからが異常に長くて苦しかった。「30セット余裕」とか言っていた頃に戻りたい。
運命
朝8時に起きて24時間漕ぎ続けたわけだが、記憶が本当になかった。脚だけが同じところをクルクル回っている状態だ。記憶がないのはまだいい、判断力の低下が著しく、遂に歩道に立つポールに激突した。これ、おそらく皆さんの想像する石柱よりふた回りほど大きい。
走行は時速15㎞ほど。避けきれず膝がやられた。
我が名誉のためにことわっておくが、この狭い歩道を友達二人が視界を占領し、最後尾の自分が前方を確認できない状態であった。会話に入るためには3人で密集しながら漕ぐ必要があった。
細かい話になるが、ここでぶつかったわけではない。もう少し開けている場所であった。石柱もこれより高い。道幅を示す白帯はなかった気がする。
心配してくれる友達になんだか申し訳ないので行けると振舞ったが、数時間左脚に体重をかけることができなかった。角にぶつかったため、ひびが入ったと本気で思ったが、幸いにも右脚の推進力で続行した。
何とか白鬚までたどり着き、アイスを食べ…スマホの方が綺麗だ、なんでだろ。許して!
ちなみに、この頃から全員ケツ(尻、おしり)が悲鳴を上げていた。固いサドルに座りっぱなしで骨が痛かった。座り方を変えて何とかごまかしていたが、そのサイクルが早くなるどころか、立ち漕ぎしないと困るぐらいに痛かった。もう、座るという行為そのものがダメになったのだ。
苦しみながらも白鬚から2時間後に到着した。今思うとほぼ琵琶湖観てないし、写真も全然撮れていない。前回のブログで写真撮るとかほざいていたけれど、普通に無理。
ここまでで約100~150㎞。 この時点ですでに正午であった。信号やトイレ、坂も影響して10~15㎞/hなわけだ。先ほど書いたが、どこに泊まるかの話題になった。切り替え速すぎワロタ。自分泣いていいですか。もうすでに尻(ケツ)も左脚も心もやられてしまっているのだ。だが、明日の雨にかかりたくないという意見が出るため、大津まで60キロ漕ぐことになった。
えーと、昼ご飯と夜ご飯と体力を考えたら20時チェックインですね。
自分、泣いていいですか?
結局大津プリンスホテルに泊まろうという意見に同意し、最終的に予約したのは自分とはいえ、今から60㎞かと思うと腰が思うように上がらなかった。
友達には悪いが、本気で大津まで行く気に引いた。自分はけが人で、自転車のスペックも高くない。全員のチャリに何かしらの問題があるとはいえ、基本的スペックは以下の通りだ。
1万円のチャリ(TEN)
- シティサイクルの籠と泥除けを外したようなもん
- 重たい
- 6段ギア
一方の
3~5万のチャリ(友人たち)(相場)
- 軽い、圧倒的に軽い
- 18段、24段ギア(推進力が全然違う)
けがもして、スペックもかなりの差があるにもかかわらず、食らいついて離さなかった自分をもっと褒めてほしいぐらいなんだわ。
だが、彼らには本当に感謝で一杯である。先ほどから文句をつらつらと書いているが、ここまで12時間ずっとマップを見て案内してくれた。元をたどれば、琵琶湖まで行きたいという願いを叶えてくれたのも彼らだ。本当に感謝している。一人だったら何とか大津までは行けたものの、引き返しているだろうし、けがをしたら一人でうずくまっていただろう。彼らの存在が本当に支えになっていた。ふたりとも、どうもありがとう。
終わりみたいな書き方をしているが、まだまだ続く。
折り返し
人生初ココ壱番屋を訪れ、定期的にアイスを食べながらなんとか順調にホテルが見えるところまでたどり着いた。見えてからが長くてウザかったが、それはもう忘れてあげる。
大津プリンスホテル
立派でした。ありがとうございます。これはまた別の機会に詳しく書かせていただきます。
ホスピタリティが最高。はい。
よくテレビでも紹介されるため、良い所というのは漠然と知っていたが、ここまで素晴らしいとは思っていなかった。
やっぱり少しだけ書かせてください。
アルバイトでホテルに勤務しているため、豪華な内装には慣れていた。それでも客として入る時は胸が高鳴ってしまう。ロビーに突如として現れた汚い恰好の人間に対し、嫌な顔せず駐輪場の案内、チェックイン業務を丁寧にしてくれた。
あぁ、自分は今ホテル利用者なんだと改めて感じた。良いホテルの"利用者"として過ごせることは、自分にとってめったにない経験だ。
伝わるかなぁ~。
日常から解放され、至れり尽くせりサービスを受け、学生ながら一人の客としてみなされる感覚。これ、ほんと最高。朝8時に起きたので、単純計算ですが、37時間ぶりの睡眠は最高でした。(友達がベッドから落ちて以降0時から2時間毎に起きた。)
昼食
2日目の朝、ホテルに別れを告げ、ひたすら漕ぎまくる。5時間後、自宅までのめどがついたため、雨宿りもかねてステーキチェーンに入った。最後の晩餐ということで馬鹿みたいに頼んで馬鹿みたいに食べた。ホテルのアイスじゃんけんをするつもりが、予定が狂いステーキじゃんけんになった。
3人分の豪華ランチである。
高鳴る心臓…
普通に負けた。
────────────
「お会計は7000円になります。お会計はご一緒ですか?」
「残念ながらご一緒になりました。」
店員さんのかわいい笑い声が聞けただけ良かったと思う。
────────────
とどめの1時間走行で無事到着。
最後に
最後まで駄文にお付き合いくださいましてありがとうございます。
最後にこの場を借りて僕の友人たちに向けてのお気持ちを表明させていただきます。
2人ともありがとう。
最後に7000円の出費はかなり痛い。が、今思うと、25,26時間も先導してくれたことに比べたら大したことではないと思えてきました。近いうちにお礼でご飯を奢るつもりでしたが、それがステーキになったと思ってください。将来的な出費を減らせたので、本当に得したのは、僕です。
{おしまい}
いつも読んでいただきありがとうございます。
ショートコント「就職活動」
先日このような投稿を目にして、最近は何かする度に「ショートコント○○」と声に出したり心の中でつぶやいたりしている。
これ、本当にすごい。本当に心が軽くなる。
なんだか他人の人生を歩んでいるような錯覚を起こす。メタ認知とでもいうのかな?一度でいいから試してほしい。本当にコントっぽく演じることができるようになるのだ。
最近使っているのはショートコント「アルバイト」。
誤解を恐れず書けば、6時間だけ他人事のような思考で気軽に仕事をしている。
いや、誤解されては困るので訂正させてください。
正しくは、深く落ち込んだり、考え込む必要がないようにショートコント「アルバイト」をしている。
前職で"人生経験"なるものを叩き込まれてからミスをする度にひどく落ち込んでいたが、それが軽減されるようになり、最近はすこぶる精神状態がいい。
「あちゃーっ!次からダブルチェックを店長にお願いしよ!」で終わるようになった。
あれこれ悩んだり、公開するのではなく防止策であったり、改善策をしっかりと考え、作成してそのミスをコントの一環として完結させることができれば、君も立派なコント演者だ!
はい。
次に控える大規模コントは題にもある通り就職活動だと考えている。コントを演じているんだという思考にしてから一連のフローをこなすことができれば、自然体でいられるだろう。それに、もしお祈りされても「あちゃーっ!!切り替えよ~」で終わる気がする。持ち駒がなくなったらさすがにそうは言ってられない気もするけれど。
究極的にはショートコント「人生」まで言えるようになればいいと思っています。
就活も接客も、人生もすべてが茶番。
失敗しても成功しても自慢するようなことでも自殺するようなことでもないと思っている。
いつか「人生はコントみたいなもので気楽に過ごせばいい」みたいなことを寄稿したりインタビューでこたえたい(笑)腕組んだりした写真撮られたりインタビュー中の横顔撮られたり。
今から原稿考えても早すぎることはないですよね?
{おしまい}
いつも読んでいただきありがとうございます。
充血という状況
今週のお題「花粉」
水曜日ぐらいからだろうか
目がかゆすぎて辛いのだ。
最近は早朝に目がかゆくて起きてしまう。わからない人にはわからないだろう…
目がある日を境にバッシバシになり目をこすりながら起きるのだ。
ちなみに今朝は黄色の鼻水が止まらない夢を見て目覚めた。
現実世界で起きると鼻血が出ていたが。
TENは花粉の季節になると鼻血も止まらなくなる。
寝ている時に鼻をぐしゅぐしゅしているのだ。
そんなこんなで毎年過ごしているとよく言われることがある。
「泣いてる?」
泣いてないんだ。
泣いていないんだよ。
突然気にされるとこっちもどうしていいかわからなくなる。
何度も聞かれる内容に何度も同じ内容。特に盛り上がる話題というわけでもない。
非常に、かなり、とてつもなく、困っている(困っている)。
…いや、本当は困っていないのかもしれない。
よく考えると相手の方が困るわけだ。
突然泣く人なんて基本的にやばい奴しかいない。
「わかんない」とか言いながら突然泣き出すやつは、もれなくヤバいと習ってきた。
みんなTENを見てその状況に直面しているのだ。ならば選択肢は2つしかない。
- 奇声をあげて逃げる。おうおうをうっをををおををじゃおjうおおわお
- 泣いてないことを祈りながら聞く
幸いにも前者を選択する友達がいない。これは恵まれていると考えていいと思う。
あるいは逃げようにも足がすくんで動けない人が多いのかもしれない。
それはなんだ、その、あれだ。あれ。スーパー圧倒的オーバーウェルムごめん。
上記を考慮すると苦しんでいるのは花粉症の人だけではないとわかる。
どう考えても花粉症と会話している人も、かなり、いや、むしろ、想像を絶するほどの恐怖と戦っているぐらい怖いわけだ。
もちろん最近の飛沫に関しても怖いのだろうが、いきなり目が真っ赤になった人間が前に立ちふさがり、鼻をズビズビしながら世間話を始めるのだ。恐怖でしかない。
彼らはとっさに判断するだろう。
「ここで逃げ出したら自分の名誉に傷がつく」
「末代までの恥」
そして同時に相手のことも気にしなくてはいけない。
「顔の表情を保ち、スルーしなくてはならない」
「泣いているのかただの充血なのか聞くかどうするか」
「なるべく刺激を与えず」
なんということだ…。
20年で初めての発見をしたかもしれない。
無症状の人にとって春というものは、花粉症の人よりも困る季節なのではないだろうか
先ほども申し上げたが、無症状の人は会う人会う人の目を見てしぐさを見て迅速に最適解を見つけ行動に移しているのが分かる。
それだけではないのだ。
それだけならただの頭の回転が速い人なのだ。
彼らはおそらく
「だって花粉症だからはるきらいなのぉぉおぉおおうおうおうおうおう」
とか言う人を殴ることなく
「うんうんううんんんううううううううう
( ,,`・ω・´)」
と相槌まで打てるのだ。
なんということだ。
まさか、脳内で電気信号が異常なスピードで回路を駆け巡るだけでなく、人徳まで兼ね備えているのか
もしかすると花粉症の人間というヒト科の種族は困っていないどころか、もはや傲慢すぎやしないか?
天気予報で花粉情報を発信しているが、あれは無症状者の負担を、功績を、讃えるためにも名称を変えるべきだ。
「人徳者負担想定量予報」
花粉症の人と遭遇した時に、どれほど無症状の人がどれほど負担を強いられるかの予測値を算出して毎日発表するべきである。
さて、もう少しで桜の季節です。
花粉症の皆様
手を取り合ってこの難局を乗り越えましょう。
能う限り「私は花粉症です」と書いている名刺でもを引っ提げて友達と遊んでください。私も気が向けば作ります
{おしまい}
いつも読んでいただきありがとうございます。