TENの考察日記

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人生の底から復活した人には勝てない

人生の底を経験した人と、経験していない人とでは、大きな違いがある。

いくつかあるだろうが、私の2選をお伝えしたい。

 

思考速度

 人生の底を経験した人には、思考速度で勝つことができないだろう。それはもう仕方がない。なぜなら、彼らは人々が楽しんでいる時も、何をしているときであっても苦しんでいたからだ。考えて、考えて、考えて、考えて考えて考えて考えて考えていたからだ。それはもう、やるべきことを放置してまで考えていた。漠然とした問題──例えば、「生まれてきた意味」についてなど、答えのない、ことをただ毎日考えている。単純に考えれば暇で、日々の決断や努力から逃げているだけだ。

 ただ、

同じ議題を何時間も考えられる体力

考えて考え続けた結果得られた思考速度は、

考えて考え抜いた人間が一般社会に出れば、武器になる。

 

現実主義

 人生の底を経験した人は、もうこれ以上自分が苦しむことを回避しようとする。そうすると、どういった行動をするのかと言うと、日々の安寧を第一とした意思決定を行う。むやみに外には出ず、行事にも顔を出さず、刺激を求めない「守り」の生活をする。

 後日このライフスタイルを批判するが、地獄や底を経験した人にはこのような生活をするのが良いだろう。

 逆に何もわかっていない人ほど、将来のことは考えず、ただひたすらにファンタジーに生きる。このことも後日批判しようともう。

 総じて彼らは現実的だ。将来のリスク分析を行い、それが必要かどうか瞬時に判断する。それはコストパフォーマンスだったり、自分の身に起きるリスクなど、判断基準は様々だ。

 

 そういう彼らにはあらゆる面で勝てない。思考スピードもそうだし、判断の正確性も勝てない。おそらく貯蓄や計画性も勝てない。

 ただ、思うことは、人生の底から復活する人は多くないということだ。そのまま堕落して、気が付けばどうしようもない人間になることも多いだろう。どうしようもない人達のっ屍を超え、何かをきっかけに浮上した人間を甘く見てはいけない。

 彼らは、思考を放棄することもなく、解を出す。

 

{おしまい}

いつも読んでいただきありがとうございます。