充血という状況
今週のお題「花粉」
水曜日ぐらいからだろうか
目がかゆすぎて辛いのだ。
最近は早朝に目がかゆくて起きてしまう。わからない人にはわからないだろう…
目がある日を境にバッシバシになり目をこすりながら起きるのだ。
ちなみに今朝は黄色の鼻水が止まらない夢を見て目覚めた。
現実世界で起きると鼻血が出ていたが。
TENは花粉の季節になると鼻血も止まらなくなる。
寝ている時に鼻をぐしゅぐしゅしているのだ。
そんなこんなで毎年過ごしているとよく言われることがある。
「泣いてる?」
泣いてないんだ。
泣いていないんだよ。
突然気にされるとこっちもどうしていいかわからなくなる。
何度も聞かれる内容に何度も同じ内容。特に盛り上がる話題というわけでもない。
非常に、かなり、とてつもなく、困っている(困っている)。
…いや、本当は困っていないのかもしれない。
よく考えると相手の方が困るわけだ。
突然泣く人なんて基本的にやばい奴しかいない。
「わかんない」とか言いながら突然泣き出すやつは、もれなくヤバいと習ってきた。
みんなTENを見てその状況に直面しているのだ。ならば選択肢は2つしかない。
- 奇声をあげて逃げる。おうおうをうっをををおををじゃおjうおおわお
- 泣いてないことを祈りながら聞く
幸いにも前者を選択する友達がいない。これは恵まれていると考えていいと思う。
あるいは逃げようにも足がすくんで動けない人が多いのかもしれない。
それはなんだ、その、あれだ。あれ。スーパー圧倒的オーバーウェルムごめん。
上記を考慮すると苦しんでいるのは花粉症の人だけではないとわかる。
どう考えても花粉症と会話している人も、かなり、いや、むしろ、想像を絶するほどの恐怖と戦っているぐらい怖いわけだ。
もちろん最近の飛沫に関しても怖いのだろうが、いきなり目が真っ赤になった人間が前に立ちふさがり、鼻をズビズビしながら世間話を始めるのだ。恐怖でしかない。
彼らはとっさに判断するだろう。
「ここで逃げ出したら自分の名誉に傷がつく」
「末代までの恥」
そして同時に相手のことも気にしなくてはいけない。
「顔の表情を保ち、スルーしなくてはならない」
「泣いているのかただの充血なのか聞くかどうするか」
「なるべく刺激を与えず」
なんということだ…。
20年で初めての発見をしたかもしれない。
無症状の人にとって春というものは、花粉症の人よりも困る季節なのではないだろうか
先ほども申し上げたが、無症状の人は会う人会う人の目を見てしぐさを見て迅速に最適解を見つけ行動に移しているのが分かる。
それだけではないのだ。
それだけならただの頭の回転が速い人なのだ。
彼らはおそらく
「だって花粉症だからはるきらいなのぉぉおぉおおうおうおうおうおう」
とか言う人を殴ることなく
「うんうんううんんんううううううううう
( ,,`・ω・´)」
と相槌まで打てるのだ。
なんということだ。
まさか、脳内で電気信号が異常なスピードで回路を駆け巡るだけでなく、人徳まで兼ね備えているのか
もしかすると花粉症の人間というヒト科の種族は困っていないどころか、もはや傲慢すぎやしないか?
天気予報で花粉情報を発信しているが、あれは無症状者の負担を、功績を、讃えるためにも名称を変えるべきだ。
「人徳者負担想定量予報」
花粉症の人と遭遇した時に、どれほど無症状の人がどれほど負担を強いられるかの予測値を算出して毎日発表するべきである。
さて、もう少しで桜の季節です。
花粉症の皆様
手を取り合ってこの難局を乗り越えましょう。
能う限り「私は花粉症です」と書いている名刺でもを引っ提げて友達と遊んでください。私も気が向けば作ります
{おしまい}
いつも読んでいただきありがとうございます。