TENの考察日記

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よく考えるとヤバいのに泣ける映画『ヴィンセントが教えてくれたこと』

はいどうもTENです。

 

今日は先日観た映画 『ヴィンセントが教えてくれたこと』についてのレビューを書きたいと思います。

 

ununkown.hatenablog.com

 

この記事でもほんの少し書いたのですが、今回は感想とあらすじが盛り込まれています。多分。

 

では早速。

 

 

 

あらすじ

 この物語は雑に生きているおじさん(ヴィンセント)と隣に引っ越してきた大人びている少年(オリバー)が互いに影響を与えながら過ごしていく物語です。

 

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 転校初日でいじめられ、鍵をなくしたオリバーは、見るからにまともな生き方をしていないヴィンセントの家で母親を待つために数時間そこで過ごすことになりました。どう考えても2回目はないはずなのですが、シッターを探すぐらいならお隣の方が楽だし、という理由で彼の母親は今後もシッターをお願いすることになります。

 オリバーを預かっている間、ヴィンセントは競馬やバーそして介護施設に連れまわしました。介護施設にはヴィンセントの妻が暮らしており、彼は毎週そこを訪れています。もちろん彼の母親はこのことを知らされていません。初めて知るのは、夫とオリバーの親権をめぐる裁判所での尋問の時です。

 結局この裁判では母親の要求は通らず、ヴィンセントに責任を押し付ける形で喧嘩別れをしてしまいます。しかし、あることがきっかけでオリバーはヴィンセントの過去を調べることとなったのです。

 

主題について

 この主題は「他人にはわからないことがある。」といったところだと勝手に推測します。観ている人は確実にその映画の情報のみでその人となりを判断するしかできないはずです。(当たり前)

 ヴィンセントはオリバーの母親に侮辱されてキレるシーンがあります。彼はそこで「この俺の何を知っている?頼む教えてくれ。」と言います。もちろん母親は最近引っ越してきたので最近のヴィンセントを見て侮辱したにすぎません。

 その後オリバーがヴィンセントの過去を調べることで、この映画のもう1つのテーマである「聖人」としてヴィンセントを取り上げます。そこでは母親と映画を観ている人には初めての事実が発覚します。彼がオリバーに妄想だと伝えていたベトナム戦争での戦場での活躍、介護施設の母は認知症で自分が夫だとわからないのに8年間毎週世話をし、頼まれたシッターはしっかりとこなすことなど、どれも涙なしには観ることはできませんでした。

 

感想

 この映画を観終わった時、本当に観てよかったと思いました。発表会でヴィンセントが聖人として十分な背景を持っていたと発覚するまでは本当にどうしようもない人間だと思っていたんですが、それを見事に覆してくれました。その伏線も点在していて、発表を聞いてそれが繋がる、あるいは回収されるところがこの映画をいいものにしたのだと思います。バーでも客や店員に嫌われていなかったことが不思議だったし、いきなりベトナム戦争の話も出てきたのはきっと何かないと出てこないでしょう。多分。

 …ただ、この映画がとてもよかったものだと思っていたのは観たその日だけでした。というのもこの映画を思い出した翌日、いくつか矛盾があったのを思い出したからです。発表会では、この聖人が妻のことを愛していると理解することができます。発表会だけでなくとも、介護施設でのシーンではそれが十分に伝わります。ですが、よく考えるとこの聖人、もといヴィンセントは妻が存命の時から売春婦と寝ているんですよね。まぁ、はい。しかもそういうお店にも通っているし、財産が尽きかけているのにその女に貢いでいるんですよね。加えてその女、最後の最後まで登場しているし。彼女はいったい何者なんだ。

 別にTEN自身はフェミニストでもなんでもなくて、特にそういう思想があるわけでもないんですが、ガンガン浮気している人が最後の最後に「妻だけを愛していました。」みたいな雰囲気が出ているのは正直疑問に残りました。だって売春婦の人は妊婦だし、最後子供育ててるし。さらにその子がヴィンセントの子供の可能性がある描写も序盤にあるわけです。まぁ、でも実は映画では見えて来ない背景が隠されているのかもしれないので、何とも言えないのですが。 ほら、だって「他人にはわからないことがある」かもしれないので、もしかしたら最後の生きがいだったかもしれないし。

 

 

まとめ

 とりあえず、観た人が現時点でわかっているのは、

「妻が存命中に浮気していたということ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、ダメだろ普通に。どう考えてもアウトじゃねーか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

{おしまい}

 

 

 

 

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

 

 

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