スパイダーマンを観る。そして、人生を考える。
さて、全く書かない日々が続きました。
それでもはてなさんの
──それがなんだというのだ。今、おれの横で三羽目の孔雀が死んだ。
— 大学生による考察日記 (@ekHT9XUPGbDCQme) 2021年4月28日
ブログを書くということ | 文・黄金頭(id:goldhead) - 週刊はてなブログ https://t.co/axZaqpP1Gq
このシリーズが面白くて…。他の方の記事は読んでいたりしました。
今回は表題にある通りスパイダーマンの内容について書いていきたいと思います。
なぜ今さらなのかというと、時間ができたからです。(2021.5.10.1:33AM)
内容の前に
このシリーズはアニメで上映されました。正直に申し上げると、下馬評はあまりよくありませんでした。が、結果的に大ヒット。この大ヒット作品には、確かな理由があって、内容の他に最新の映像技術と実写では表現できない"おしゃれ"がちりばめられていたからだと感じます。特にそれを感じることが出来たシーンは、
https://www.youtube.com/watch?v=rSfrXXthnuQ
この動画の開始数秒で確認することが出来ます。アニメの動きの中に一瞬アメコミのコマが挿入されていおり、実写ではなかなかできない表現方法です。
もちろんこれだけじゃなくて、アニメだからできるシーンはいくつかあります。それを探すのも面白いです。むろん内容も面白いので今から書きます。
あらすじ
簡単にですが、簡単に簡略化して短く手短に書いていきたいと思います。
序盤
いきなりネタバレですが、皆さんの想像するスパイダーマンは冒頭で死にます。
はい、これが一番の衝撃ですが、映画の本題からすると序盤で大事なのは、主人公のモラレスが思い通りの人生を歩めていないことに不満を抱いており、父と仲が悪いことです。たまたま受かった進学校に無理やり入学させられたので彼は何とか元の学校に戻ろうと奮闘します。彼の趣味は絵を描くこと。進学校など、マイルスには必要ないのデス。
ちなみにこの映画では家族という存在が後々重要になってきます。
中盤
ここからは戸惑いの連続と、父とのちょっとしたすれ違いが起きます。息の止まる瞬間もあり、目が離せません。仲間から認められない自分、目の前で人が死ぬ悲しみ…序盤からのちょっとした笑いも交えつつ、大事な場面である父との扉越しの会話には泣けてしまいました。ここではあまり深くは堀り下げません。あとで書きます。
終盤
敵を倒して仲間とは離れることになったが、心は通じ合い、父との関係も修復。自分の運命を受け入れてこの映画は終わるのですが、最後の最後の、ベッドの笑顔もまた泣けるんだなこれが。終わり方の模範解答みたいな、完璧な終わりかたです。
感想と考察
そういえば、過去作と似たシーンがあったのも良かったです。スパイダーキスとか、ダンスとか、電車とか。あとは、落ちていくグウェンを助けるシーンには感動しました。僕はすぐにアメスパ2を思い出したのですが、トビーの時の作品にも似たのがあるので(むしろそちらの方が近い)その人がどちらを思い出すかで感情が変わってくると思います。TENは「あの時の悲しみが繰り返されなくてよかったと」思うと胸が熱くなりました。
毎回観てすぐに思うのは面白いという感情。何が面白いのかというと、話の流れに論理の飛躍が見受けられないからだと思う。比較として適切かどうかわからないけど、ネットフリックスのオリジナル作品でしばしば見受けられる話の飛躍がなく、見ている人を置き去りにしないところが、非常に素晴らしい。(何様)
ちなみに弟は話の展開についていけなかったと言っていたので個人差があるかも。
さて、この映画では主人公が親のいいなりとなって始まりますが、中盤以降の出来事で父親側から歩み寄ります。「お前の人生だから思いっきり楽しんで」といった内容の言葉をかけられ、最後の大好きな絵を父親と完成させるシーンで胸が熱くなります。この時、主人公が精神的に強くなるところであり、覚悟を決めたところになります。
一方の主人公、モラレスも終盤のシーンで照れつつ自分が父親のことを好きだと伝えます。このシーンは、序盤の伏線をうまく回収しているところ。ちなみに観た人によって解釈が分かれるところでもあります。TENは、父親が気付いたじゃないかな~と思います。そっちの方が面白いし、love you という台詞をわざわざ使う必要がないと思ったからです。
そして、最後に主人公のモラレスから観た人にメッセージがあります。
「僕は不可能だと思っていたこと(スパイダーマンとして生きること)が出来るようになった。」
「誰だってスパイダーマンになれる。」
「君だってスパイダーマンになれる。」
「その物語でそれが少しでも伝われば嬉しい。」
これは、あらゆる出来事に対してできないと逃げるのではなく、気持ちを持って取り組めば上手く行くというメッセージになります。今回の映画は思春期の子供が精神的に強くなる話であり、父と仲直りする話であり、仲間と一緒になって敵を倒す内容です。
この映画を若いうちに観れて本当に良かったと思います。思春期特有の悩みや焦りが初めて見た時や今でも共感できるものだからです。もちろん大人も見て楽しめるので、ぜひ
そういえば、忘れてました。題に「人生を考える」という内容を書いてました。何書こうかな、自分の人生を生きることが出来る主人公がうらやましい。学校から提示された課題に絵をかいて提出するのがかっこいい。自分の望むことを自信を持って行動に移したいと思ったこの頃。
{おしまい}
いつも読んでいただきありがとうございます。