TENの考察日記

楽しく書いてるので気楽に読んでね。

スパイダーマン:ノーウェイホームを観た感想

間違いなくいい作品だった。

 

公開してすぐに観に行ったが、あの感動を味わえたことが今年一番の思い出なのかもしれない。

 

 

なぜ今感想を書くのか

 単純にそろそろネタバレ含めて書いても問題なのかなと思ったからです。それと、就職活動も終わり、ストックしているネタを放出していこうかと思った次第です。

 

 公開当時はとても話題になりました。

 

周りの友人も観に行っていたぐらいなので、かなりの人にとっていい作品だったのかと思います。

 

あらすじ1

 スパイダーマンの正体が自分であると世間にバレたピーターは、ストレンジの呪文を使い、皆の記憶からその事実を消そうと試みました。

 

しかし、失敗したため、別の次元から敵を呼び寄せました。

自分の判断ミスが続き、大切な人を亡くしたピーター。

仲間の助けもあってなんとか元通りの世の中に戻しましたが、さらに大きな代償を払うことになりました。

 

 

あらすじ2(ネタバレ込の詳細)

 前作のファーフロムホームからの続きでした。

 

ununkown.hatenablog.com

 ファーフロムホームもいい作品でした。(アメスパ2ほどではないですが)

 

ファーフロムホームの結末は、仲間だと思っていたミステリオが実は敵だとわかり、退治したところで終わります。

 

しかし、その後、ミステリオの最後の悪あがきによってスパイダーマンがピーターパーカーだと世間にバレました。スパイダーマンの素顔がバレるのはよっぽどのことです。

 

面倒なことに、世間はミステリオをヒーローだと認識しているので、ミステリオが遺したフェイク動画(悪あがき)によってピーターパーカーが悪者と認識され前作は幕を閉じました。

 

 

この前作を引き継ぎ、ピーターとその友人が世間に晒され、悪い評判はアメリが中に広まりました。

 

悪評判が仇となり、秀才のピーターでさえも、大学入試では不合格をたたきつけられました。もちろん友人2人も合格できません。

 

そこで、知り合いの魔術師(ドクターストレンジ)にスパイダーマンがピーターだという事実を消してもらうよう頼みました。



高度な呪文の末、見事に失敗します

 

失敗した結果、初代スパイダーマン作品に出てきた敵や、アメスパに出てきた敵が次元を超えてやって来ました。

敵が多すぎる

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で、この出てきた敵をどうするか、ストレンジと揉めます。

 

別次元の敵は別次元のスパイダーマンの敵であって、自分の敵ではないし、彼らを元の次元に戻すと死んでしまうという考えからです。

 

彼らは時代・次元が違えど、共通して各々のスパイダーマンに殺される直前にワープしてきています。

 

ストレンジの制止を振り切って別次元からやってきた敵を救うことにしたピーター。

 

当然、救おうと思っていた彼らから裏切られます。

 

その結果、母のように慕っていたメイおばさんを死なせてしまいました。

 

自分が悪いと落ち込むピーター。あまりのショックに立ち直れず行方不明になります。友人2人が彼を探すためにストレンジから盗んだリング(どこでもドアのような物)を使って彼を呼び寄せます。

 

するとどうでしょう、敵だけでなく別次元のピーターも呼び寄せされており、別次元のピーター2人とつながりました。

 

別次元の2人は既に大切な人を亡くしており、彼らからの助言を受け、3人のスパイダーマン終結が実現しました。当初の予定通り彼らを助けつつ、全員を元の世界に戻すミッションが始まりました。

 

最大の見せ場である戦闘シーンは、基本的に3対3のバトルとなっており、暴れる彼らを何とか薬や物理の知識でコントロールして無事一件落着です。

 

しかしその後、冒頭の呪文の失敗によってできた別次元との裂け目がもはや手遅れの状態まで広がってきました。

 

唯一の手段はこの世のすべての人の記憶から自分の存在を消すことでした。

 

それを受け入れたピーターによって、世界は元通りになりました。

自分以外の友人はみな希望する大学に合格し、充実した生活を送れています。

しかし、ピーターは唯一の肉親を亡くし、チームメイトも友人も失ってしまいました。

誰の記憶にも残っていないピーターは、アパートの一室で高卒認定の勉強をしながら街を救っていくこととなります。

 

 

感想及び考察(ネタバレ込)

 観てから実に8ヶ月近く経ちますが、未だにストーリーを覚えているぐらい強烈な映画でした。とても、とても面白かったです。

 

 別次元のスパイダーマンが出てきた時、そしてアメスパのピーターがMJを助けた時の感動は今年一番のものでした。

 

アメスパでグウェンを助けられなかった落下シーンが今作でも用意されています。

トムホピーターが助けられないのを見るや否や、兄貴分として助けます。

助かったことに安堵する2人。アメスパピーターはよく見ると泣いています。

そんなピーターをみてMJが

 

「Are you ok?」

 

泣かせるんじゃないよ!

 

別次元から彼ら2人が出てきてから、主役が一気にアメスパになったような気がします。

何気ないワンシーンであっても、それがまるでアメスパのためのように感じました。

 

途中で打ち切ったアメスパを供養しているような、そんな雰囲気がまた涙を誘います。

 先ほど述べたMJを助けるシーンでも、前回は間に合わなかったとはいえ、糸のみでの救出でした。しかし、今回は抱きかかえて着地しています。「地面には打ち付けないぞ」という覚悟・反省が感じられました。

 また、リザードを糸で動けなくする場面もアメスパ1を同様の方法でした。また、実験室での追いかけっこなども再現していたと言えるでしょう。

 エレクトロに電気で固定されるところも同じでした。アメスパ2では、グウェンが助けてくれましたが、今回はDr.オクトパスでした。

 こう見ると、アメスパ2のシーンをいくつか利用しており、バトルシーンの参考にしたのかもしれません。夢半ばで打ち切られたアメスパがこのように再登場することは供養だと思います。

 

各々の所属するスパイダーマンの配給会社が違うなか、集結することができたのはファンにとって夢だったはずです。

 

まさしく待望の作品でした。そして、これ以上ないシリーズ3作品目でした。

 

ununkown.hatenablog.com

 

ですが、

 

逆に、ガーフィールド(アメスパ)が出なければ駄作だったと思います。

 

理由は単純で、というか、以前からずっと思っていることなのですが、

がどうしても気になってしまいます。

 

現シリーズでは、毎回ストーリーがややこしくなります。

それは十中八九スパイダーマンが原因であり、事件危険が起きるのもスパイダーマンの能動的な言動が原因です。

 

過去のスパイダーマンはあくまでも巻き込まれるだけや、暴走の初期に止めようとしたら敵視されたというのが一般的です。

 

自分のエゴで周りを巻き込みすぎて少し冷めます。

このエゴがあまりにも幼稚なためどうしても冷めてしまいます。

そして間延びするため、テンポがどうしても悪くなり、さらに冷めます。

 

  • MITに受かると言われていた秀才が危険な呪文の途中で邪魔をするか?
  • 別次元からやってきた敵をかわいそうという理由で助けるか?
  • 自ら頭下げて解決を頼みに行ったのに解決方法に従わないことあるか?

 

鑑賞中にこんな疑問が止まらず、どうしても冷めてしまう。

 ほかにも挙げるとするならば、アメスパの映像美がいかに素晴らしかったかということです。スパーダーマンの動きが今作はなぜだか違和感を覚えるほどぎこちない。一番は着地シーンとジャンプシーン。特に着地シーンは合成感が強すぎて・・・・。

まぁ、ガーフィールド出てきたので個人的に満足していますし、大事なシーンでは感動したので良い作品だったと思います。

 

 

まとめ

次回作はピーターとしての存在を取り戻すための話になると思います。

その苦労を乗り越えて大人になったスパイダーマンを観たいと思います。

じゃないとアメスパがあまりにも可哀想です。

 

{おしまい}

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

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