山中温泉 330年の時を超えて1
去年の冬休み、中学校時代の同級生と石川県は山中温泉に1泊2日、旅行をしてきました。その時の旅行記です。とてもいい思い出を作ることができました。一緒に行った2人には感謝しかありません。
それでは、
山中温泉旅行記
秋の夜、どっか行こうという話になりその日のうちにプランを練った。
男3人で行く旅行なんて
コスパ重視 ≦ 低価格
が基本路線。(知らん)
春はあけぼの
冬は温泉
は?*1
1泊2食̟+関西からバスが出て12,000円。山中温泉にしようとなった。
当日、途中に寄った羽二重餅の里で店員さんの「いかがですか」を真に受けこれでもかと爆食し、何とかホテルについた。
いい感じのお部屋。窓からは目の前の山を眺めることができ、理想の和室であった。
夜まで時間があったのでこの旅の楽しみでもあった散歩に出かけた。
ちなみに街並みは自分の知っている温泉街のようなものではなく、京都を彷彿とさせる雰囲気だった。
まぁそんな感じで男子中学生のようなノリを続けていたら目的地に着いた。
相も変わらず精神年齢が低いままだが、別に構わない。
それよりも大人になってしまうのが怖くて仕方がないのは自分だけだろうかあああああああああああ。
そんあ感じで歩きながら目的地に着く。
そう、芭蕉の道。
松尾芭蕉が歩いた道を今から自分も通る。330年の歴史を、いや、遡れば奈良時代の行基からなんだけど、とりあえず芭蕉を感じられるだろうか。
にしても山中温泉って古くからあるんだ。知らなかった。柴田勝家とか有名じゃん。
国指定名勝 平成27年3月10日追加指定
奈良時代に行基が発見したと伝える山中温泉は、鎌倉時代の長谷部信連による再興を経て、柴田勝家ら戦国武将も保護に努めた長い歴史を持つ。
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/siseki/2-8.html
元禄2年(1689)、松尾芭蕉は当地に8泊9日と長く滞在し、『おくのほそ道』で以下のとおり「山中の温泉」(やまなかのいでゆ)の効用について触れ、俳句を詠んでいる。
温泉に浴す。其効有明に次と云。
山中や菊はたおらぬ湯の匂
https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kyoiku/bunkazai/siseki/2-8.html
前日の雨のせいか、歩く道は走れるほど安全ではなかったが、はしゃぐぐらいには問題がなかった。さすが名勝地だけあって写真を撮るのが楽しかった。
芭蕉の俳句が石碑として建てられていたり、滝やすぐ横を流れる川を見て330年前に芭蕉もこの地を訪れ、自分と同じように気に入ったのだろうと思いを馳せる。
歩いていると冬場にはやっていないが川床カフェの場所に着いた。GWの時期は新緑がきれいできっと賑わうだろうと勝手に想像。
芭蕉の道には多くの橋が架かっており、その中でもコオロギ橋とあやとり橋が人気と聞く。なるほど確かに写真を撮りたくなるような、川と撮るといいのかもしれない。
https://www.hot-ishikawa.jp/course/21039より。
やっぱこの橋はこれぐらいの時期が見ごたえありそう。
傾斜とカーブの橋って珍しい気がする。
芭蕉の道はまだまだ続くが、まだまだ続くゆえにあやとり橋で引き返すことにした。
芭蕉が詠み、現代人がそこで思いを馳せる。とてもいい散歩道だった。
今後も訪れる人は多いだろうしもっと増えてもいいと思う。
最後に芭蕉の館を訪れたが有料だったので未練なく帰路に着いた。興ざめとはこのこと。
ホテルに戻り夜ご飯。
すき焼きandしゃぶしゃぶフェアだった。
自分で用意してください。
ということなので前の人の見様見真似でたれを入れ、火の通ったあつあつのお肉を一口。
マズすぎワロタ。
そこで気が付くんですよ。
僕たちの前の客は、しゃぶしゃぶとすき焼きのたれを1:1でいれてたんだよな。何も考えずに前の大人推定40歳~50歳の人間が正しいと思ってしまった。
ということはその大人含めそのグループもまっずい料理食ってんだろうな。
(笑)
こっそりと鍋を返却口に戻し、(周りの目線を集める。)
再度すき焼きに挑戦。
今度はおいしかった。
(だれか頭の悪い奴は出汁とたれをなみなみ注いで食べてみ。)
夜は友達の浮気の話やおすすめの怪談動画をいくつか見た。
何でお前がオチわかってんのに怪談見なくちゃいけないんだよ。
「これこれ~」とか言ってんじゃねーよ。
とまぁ、
夜中に2人をたたき起こしたりするなど、中学生の修学旅行みたいな夜を過ごして1日目を終えた。
大人になりたくねぇぇぇえぇ~
(続く)
いつも読んでいただきありがとうございます。
こちらもよろしくお願いします。
*1:冬はつとめて