初一人旅フィリピン~旅を終えて~
今週のお題「遠くへ行きたい」
去年の九月に初めての一人旅、フィリピンを訪れました。
初日
二日目の午前
二日目の午後
あまり眠れない旅でしたが、満足しています。助けを求めるとみんな優しくて、話すときはみんな笑顔で。将来の話なんかもしたし、旅の良さを語ってもらいました。今はコロナでどこにも行けないですが、またどこかに行きます。それでもきっと、この旅の記憶は忘れないと思います。
それでは最終話です!!
フィリピン一人旅最終話
なんだかんだ少しは眠れたようだ。寝癖を直し、無料の朝食を取りに行く。部屋に戻り、爆睡してる二人組は置いて中国人のおじさんと握手をして別れた。
Grabで最後のタクシーを拾い、車窓からフィリピンを眺める。豪遊したわけでもないし、網羅したわけでもない。だからだろうか、流れる風景を見ていると名残惜しいというか…もっと面白いことができるんじゃないかって思ってしまう。
ここでも東南アジア感を見せてくれた。めちゃくちゃスピード出てたけど大丈夫なんだろうか。そんなことを思っていたら空港に着いた。手続きを済ませてジュースと何個かアイスを食べるアイス安くて助かる。もしかしたら初めて贅沢をしたかもしれない。
日本円に両替する前に硬貨をお札に変えたかった。
「コンビニの店員さん、硬貨をお札に変えてよ」
「こっち来て!!」
ついていき、指された投入口にお金を入れると
「充電頑張って」と言われた。
change と charge 聞き間違えるほど自分の発音が悪いんだろうか。少し落ち込んだ。
戻ってこないとわかるや否やため息が出てしまった。
通りかかったマダムたちに間違えて入れたから使っていいよと伝え、ついでにもういらないと小銭を渡した。
吹っ切れた自分は両替所に行き日本円に変えてもらうよう頼んだ。
「あと3ペソぐらいの小銭残ってない?」
「すぐ戻ってきます!!」
マダムたちにやっぱり半分ぐらい必要になったと言ったら快く返してくれた。またいい人達に出会えた。本当にこの旅は恵まれていると今でも思う。
手荷物検査では飲みかけのジュースと折りたたみ傘が没収された。
「ここで飲むからお願い」
「NO」
「この傘高いんだよ」
「NO」
「日本からはよかったのに!!」
「ジャパンOKここダメダメ~」日本語で親しみやすく話してくれたけど、ゴミ箱に躊躇なく捨てやがった。
二千円ぐらいしたんだけどな~。
手続きを済ませて待っていると続々と日本人が集まってきた。
きっとセブ島の人も乗り継ぎで使っているのだろう。フィリピンに降り立ち、マニラとマカティを訪れたが、日本人は全く見かけなかった。そのせいか思わず嬉しくなってしまった。案外寂しかったのだと気づく。自撮りのためにサングラスを取り出し、スマホの角度を調整している人を見ても何も思わない。
そのあとは、特にすることが無く、最後に撮った写真見返していたら搭乗の時間になった。
ガラガラの機内。
なぜか自分が座る隣の席には、強面の巨漢が脚を広げて座っていた。
僕が座ってからも脚を閉じない。
おい~。
離陸してしばらくし、入国書類が渡されたが彼はすごく焦っていた。どうやら彼はペンを持っていないのだ。
ペン一つでとても優しくなるんかーーい。
脚を閉じ、カップラーメンを食べないかとしつこく誘われた。
やっぱりみんないい人だった。
日本に到着するとなんだかほっとした。
一人旅をやり切ったからか、自分が成長したような気がする。(特にしてない)
自分ができるようになったことは、信号を無視する車に負けず横切れるようになったことだろう。二回目からは現地の動きをマネしなくても何とか渡りきれた。義務教育なんてくそくらえ。車が通っているからなんだ。一歩を踏み出さなきゃどこにも行けやしない。
ちなみに発見ならある。フィリピンでは、人との出会いは本当に素敵なものだと教えてくれた。この旅は人との出会いにたまたま恵まれている旅だったかもしれない。仮にそうだったとしても、たとえこれからどこの国に行ったとしても、この旅はいつまでも記憶に残るに違いない。
それに日本ではできないことをフィリピンでは体験することができた。まだ見たことも体験したこともないものが世界にはあるのかと思うと、心が躍ってしまう。それはきっといい旅になるだろう。
またすぐにどこかへ行こう。この気持ちが冷めないうちに。
{おしまい}
旅を終えて
今回の旅では家から家までで二万円で完結しました。安いね。くだらないサイトではフィリピン往復チケットだけで三万円とか書いていますが、そんなことはありません。
この旅は決して贅沢とは会いえない旅だったかもしれませんが、とても楽しかったです。次はダナンかサイパン、韓国あたりを考えています。
皆で行く旅行もとても楽しいですが、一人旅には一人旅の良さがありました。
自分で自分の旅行を作っていくことができます。
それに一人旅なんて書いてるけど実際はいろんな人と関われる機会が多くあるし、決して孤独ではありません。
自分は英語がそれほど得意ではありませんでしたが、案外通じます。
どうしてもダメなときはGoogleに頼ればいいと思います。ですが、異国の地で母語以外を使ってコミュニケーションをとる、なかなか楽しいです。
踏ん切りがつかない人はとりあえず安いチケットをとってみてはいかがでしょうか。
それからプランを考えればいいと思います。
横断歩道に例えるとしたら…(コロナが収まったら)自分には今、青信号が出ていると思ってください。車が邪魔で渡れないと思うかもしれませんが、とりあえず一歩目を出せばいいのです。出してから考えればいいんです。何とかなります。それはきっといい旅になります。
フィリピン一人旅、最後まで読んでいただきありがとうございます。