TENの考察日記

楽しく書いてるので気楽に読んでね。

城崎温泉のおすすめカフェを紹介したい

たまたま入ったこの店が、私の価値観を変えてしまったかもしれない。

 

城崎温泉にはこれまで7回ほど行っていますが、

温泉に入らなかったのはこれが初めてです。

 

───────────────

高校生時代の友人たちと中国地方をドライブしていた夏休み、帰阪前に城崎温泉に寄ることにした。

まだ暑い時期だったので温泉の前にカフェに入ろうということになった。

友人たちは喫煙者のため、喫煙可能なカフェをなんとなく選んで店に入る。

kinosaki-spa.gr.jp

店内はいわゆる王道、素朴な喫茶店

正直全く期待はしていなかった。

喫煙者の友人たちの吐いた煙を、私が吸うだけの時間だと思っていたからだ。

 

だが、予想を大きく裏切られた。

まず、こういった系統の喫茶店が初めてだったということもあるのだが、非常に時間がゆっくりと流れている。

 

温泉街の近所の常連が店主と何気ない会話をしているその時間、その空間が、とても、とても印象に残っている。

 

メニューを決め、友人は、トイレに向かう者や煙草を咥え始めた。

私は常連と店主の心地よい笑い声をBGMにこの空間を楽しんでいた。

非常にゆったりとした時間が流れている。

程なくして、トイレに行っている友人の頼んでいたトーストが運ばれてきた。

https://www.google.com/maps/uv?pb=!1s0x5fffc9eaeab963a5%3A0xea02382342934206!3m1!7e115!4shttps%3A%2F%2Flh5.googleusercontent.com%2Fp%2FAF1QipPnXnb7XJbbDSUz5ET1lrBJYab-u51bqsKpJjDY%3Dw172-h174-n-k-no!5z44Kz44O844OS44O844KG44GX44G-IOWfjuW0jiAtIEdvb2dsZSDmpJzntKI!15sCgIgAQ&imagekey=!1e10!2sAF1QipMFoEiDrKVhNIuMs3SVL351lHqivdQGJaXvYye-&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwj7lrHy0bn6AhUXw4sBHcovApQQ7ZgBKAV6BAgPEAc

(↑トーストの画像)

 

 

私はそこで衝撃を受けた。

テーブルに着弾した瞬間、3つに切られたトーストがまるでゼリーのように揺れたのだ。

私はそんなトーストやパンを今まで見たことが無い。

高級食パンと無縁の人生だからかもしれないが、私には衝撃的だった。

何度でも口にしたい。

 

トーストが、ゼリーのように揺れたのだ。

 

トイレに向かった友人以外も馴染みあるトーストではなかったようで、私と同じように驚いていた。

 

 

─────おいしそうですね。

「ここの食パンは、持ち帰り用に事前に電話して遠方から買い求めに来る人もいるぐらい人気なのよ」

 

店主が常連の方と同じように気軽に接してくれた。

そんなことを言われたら、、、

トイレにいる友人が返ってくるまでの残りの時間までに味見をしてみよう、

と、3つのうち1つを手に取ってみんなでひと口づつ食べた。

 

 

 

 

トーストが、

食パンそのものが、

表面に塗られたバターに負けないぐらい美味しかった。

 

 

 

間違いなくこれまでのトーストで一番おいしかった。

パン本来の甘みとバターの香り、そして甘みが口の中いっぱいに広がった。

私の想像をはるかに上回る美味しさだった。

 

食欲をそそる衝撃的な見た目、

そして、その見た目を大幅に上回る味。

 

最高だった。

 

─────もう少し食べようか。

─────どうせなら…1つを丸々食べて、2つだったことにしようか。

 

誰かが面白い提案をする。

反対する者はいなかった。

 

 

しばらくして、トイレに籠っていた友人が戻ってきた。

皆その味を知っているが、

「美味しいらしいから、食べて感想を聞かせて」

と噓をついた。

 

何も知らない友人がおいしそうに食べているのを見て、隠し通せるかと思った。

だが…

 

「ごめんなさいねぇ。私がトーストの魅力語っちゃったから、あなた、1つ食べられてるのよぉ」

 

まさかの店主が告白をした。

そんなことあるのか。

 

 

 

バレちゃったので潔く皆で罪を認めた。

だが、驚いたことに、店主がお詫びのしるしにトウモロコシをサービスしてくれた。皿に盛られたトウモロコシは北海道産。トウモロコシの優しい甘みが口に広がった。

 

 

 

居心地の良さに思わず長居してしまった。

昼食後、すぐに入ったためドリンクしか頼まなかったのだが、次回は真っ先にトーストを注文しようと思う。

 

店を出た僕たちは、温泉に入る必要がないという結論に至り、帰阪した。

 

 

 

 

───────────────

実は、この旅行の1か月前にも城崎を訪れていた。

その時は但馬牛を堪能して、温泉に浸かり、城崎を満喫している。

今回は昼食を取って「ゆしま」でトーストを隠れて食べただけなのに、

「城崎を満喫した」

と自信を持って言うことができる。

 

「ゆしま」に行きたいがために、8回目の城崎温泉を企画したいぐらいである。

もともと私は、カフェに行くぐらいならお肉を食べたい派である。

だが、カフェも悪くないなと思うようになった。

それと同時にたまたま見つけたカフェが、旅の醍醐味を味わわせてくれた。

偶然が素敵な出会いに昇華することが旅の良さなのだろう。

この感情もまた記事にしたいと思う。

 

 

 

10月中旬から全国旅行支援がある。

全国旅行支援|延期が決定、実施はいつから?最新情報まとめ【JTB】

皆さんに素敵な旅の出会いがあることを。

 

 

{おしまい}

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

 

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烏丸 ラーメン「煌力」に行ってきました。

 

 

はじめに

先日、京都は烏丸に行きました。

台風が過ぎ去った9月の京都には、心地よい涼しさが広がっていました。

夜ご飯をどうしようか…と思ってグーグルを開くと、

煌力」というお店が画面に。

 

煌力さんは担々麺を売りにするラーメン屋です。

 

私自身、担々麺は大好物なので、とてもありがたい検索結果でした。

 

グーグルの口コミ数は541…!

星は4.4です。

 

失敗する余地がありません。

 

涼しい京都の夜と、辛い担々麺の相性はきっと間違いないでしょう。

 

 

というわけで行ってきました。

the 担々麵と、〆のご飯

私が訪れた時は、

  • the 担々麵
  • スタミナ担々麵
  • 汁なし担々麵
  • つけ担々麵

がありました。

 

私はシンプルかつ王道の the 担々麵と〆ご飯を注文。

ここの特徴でもある〆ご飯。

なんと、

ラーメンの種類によって、〆ご飯が石焼ビビンバとクッパに変身します!

 

ちなみに the 担々麺の〆ご飯はクッパになります!

 

いざ

麺をすすります…。

う、うまい!!

 

スープに浸ったチンゲン菜も美味しい!

食べ進めると、時々山椒のビリビリする辛味が舌を襲います。

そうは言っても、辛すぎることはなく、店内の男女問わず皆が美味しそうに食べていました。

うまい!!

 

どうやら担々麺にはナッツがトッピングされていて、それらを食べるとナッツの甘みで口の中が落ち着きます。

 

もちろんお茶の入ったコップが手放せませんが。

 

感想

美味しくラーメンと〆のご飯を食べることができましたが、あまりにもナッツが多いと思いました。

少なくとも、ご飯にナッツは不要。

 

クッパ・石焼ビビンバともに次回訪れる際は頼まなくてもいいかな~

どちらも想像する味ではなかったのが少し残念。(何様)

 

ただ、ラーメンは間違いなく美味しいです。

ツルツルの透明な麺と、スープが非常に合っていると思います。

 

ただ、そうなってくると近所のスーパーで120円で買える麺職人の担々麺がとっても優秀なのだと再認識させられました。

 

店舗の詳細

住所:〒604-8273 京都府京都市中京区姉西洞院町545 ホワイトプラザ1Fgoo.gl

 

 

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婚活は戦略

大学生がこんな話をするのはどうかと思いますが、

婚活は戦略です。

 

何度でも言えます。

 

婚活は戦略です。

 

 

1戦場では計算せよ

婚活は戦略である。戦略を用いるということは、少なからず相手もしくは敵がいることを大前提としなければならない。

 

良い奴は市場に出てこない

 いい奴は婚活の市場に出てこない。

つまりどういうことかと言うと、たいてい婚活に流れ着く前に高校・大学・職場でいい相手を見つけている。

したがって、まず見るべきところは、自分の周りの異性から探すことである。

いきなり外に目を向けてしまってはいけない。身近なところに目を向けるところで価値観や金銭感覚、学力が近いためストレスの要因を回避することができる。

 

お互い焦っている

それでも婚活市場に流れ着く人はもちろんいる。

そこまで来ると、お互い様々な要因で焦りが生まれている。

しかし焦っているからといって、出会っていきなり結婚が前提と圧を加えられたら、それこそストレスになります。

だからこそ、早め早めに動いた方が良い。

婚活なんていつから始めたっていいですからね。

アラサーになって焦りがにじみ出ている人なんて、自分にも、周りにも良いことないです。

 

自分も相手も消耗している

 焦っているとはいえ、駆け引きをしろと言っているわけではありません。

駆け引きをしていることは相手にバレます。ですので正々堂々としましょう。

相手も婚活と言う名の戦場で疲弊しています。

しょうもないSNSの論争に耳を傾けたり、男女問わずプロフィールと異なった顔面の人があいさつしてきたり。

悩みの種は結婚だけじゃないのに、結婚の占める割合が年々拡大し、あなただけでなく、相手も疲れています。身内などの影響で結婚することが目的になるぐらいです。

ここでも早めに行動することのメリットが挙げられます。年齢がさほど高くなく、まだ無垢な人が多いうちに婚活を始めましょう。

 

 

2マインドを変更せよ

婚活マインドを変更しなさい!

受け身でいるのはやめなさい!

あなたがしているのは、婚活です!

奢り奢られについて

 これ、いつも気になっているんですけども、奢ってくれる彼氏がいいとか主張する女性、あなただけに奢ってくれてるとでも思っているのでしょうか。

奢る人って後輩にも女友達含む他の女性にも奢ってるわけで…。

その過去を認めてもし婚活で上手く行ったとして、はたして貯金があるのかどうか、そしてその習慣を止められるかどうかすごく疑問に思います。

 

 あ、まさか自分だけが特別なんて思ってませんよね。

希望の条件に付いて

 相手に何かを求めるということは、それ相当の提供できるものや手札を備えていなければ話が合わないんですが、どうやらそうでもないのが世の中なようで…。

例えば、よく聞くものであれば学歴、年収、顔面、身長、家事云々も聞きます。

 

 年収が200万の人が相手に600万を求めたとして、逆の立場から600万の人が200万を選ぶのでしょうか。

その差を埋めるだけの

「相手に刺さる何か」

があればいいと思いますが、ないですよね。

あったとしても年収などで絞る人の時点で何かとヤバい気がします。

 

彼氏or夫について

 この人は私をドキドキさせてくれない。

こんなことを言う人がたまにいますが、彼氏を作りたいのか、近い将来の夫を作りたいのかはっきりするべきだと思います。

婚活に!

求めるのは!

いい夫!!

 

いい年して!

学生みたいな!

恋愛観で!!

婚活するな!

見苦しいぞ!

 

学生時代にまともな恋愛をしなかった人が、婚活市場でかつての青春を取り戻すべく相手にわがままを押し付ける姿は想像したくありません。

そういった人たちがいい年してこじらせているのだろうなと思います。

SNSを見てていつも思います。

 

婚活は学生時代から始まってると言っても過言ではありません。

早め早めの行動が功を奏します。

 

 

 

 

おまけ

 

先日、こういったアカウント(同級生の友達)を見たので面白くなっちゃいました。

マリオットなどの高級ホテルの投稿は必ず本人しか映ってないのにもかかわらず、友人との投稿は身の丈に合ったところを訪れていたので、いやでも何かを察してしまいます。

 

急に女性に限った話で恐縮ですが、

パパ活で今いい気分の人は、将来どうなるのかすごく気になっています。

 

同年代から相手にされず、

一回りも年の離れた相手にチヤホヤされ、

若さという武器が無くなった途端、

婚期を逃しかけている同世代と金銭感覚も価値観も話も合わない誰からも相手にされない人が爆誕します。

 

私は、今後数年で大量にあふれるだろう悲しきモンスターの将来を憂いています。

 

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こういった人が将来苦しむのかな、

と思いを馳せてこの記事を終わらせます。

 

{おしまい}

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

人生とは、学校の給食である

人生とは、学校の給食のことである。



どういうことですか?

 

学校の給食と言えば、こんな会話したことありませんか?

 

 

「好きなものを先に食べるか、嫌いなものから食べるか」

 

皆さんが真剣に答えていた、あの頃を思い出してください。

あの頃の無邪気な我々は数十年でいなくなりました。

 

話を戻します。

皆さんはどちらですか?

 

ちなみに、それが人生だったらどうしますか?

 

  • つまり、「好きなこと」からするのか、
  • したくないこと」からするのか、

どっちなんだいと聞いています。

 

 

好きなことからやりましょう。

したくないことは後回しでいいです。

しなければいけないことは計画を立てながらしてください。

 

好きなことから取り組めば、時間が経つにつれて「したくないこと」が「しなくてもいいこと」に変化するかもしれません。

 

この世の中、「実はしなくてもいいこと」が思っているよりも多いかも。

 

 

逆に、したいことは急いででもするべきだと思います。

この先何があるのかわかりませんから。

行きたかった所に行くとか、会いたかった人に会いに行くとか。

挑戦したかったことをやってみるとか。

急に世界が変わってしまったここ数年で強く思います。

後悔だけはしないように過ごすべきです。

 

 

 

そんなことを思いながら殴り書きした就活時の下書きを公開します。

 

 

 

 

 

皆で肉!!食べたいなぁ~!!

将来のことなんか忘れちゃってさ!!

思いっきり今を楽しめる時間がやってこないかな~!!

皆がさ、よくわからない

(ここでは、他と違いが分からないという意味)

カフェなんか行っちゃって、『お金持ったいね~!』とか思ってたけど!!

 

俺が間違ってた!!

好きなもんは好き!!

今を楽しめる人の方が絶対いいよ!!

そっちの方が人生楽しいしさ!!

 

過去の後悔とか、将来の不安を、頭の片隅に残してる人はだめだ!

嘘!!!

ダメじゃないよ!!

だけど、それって人生もったいないから改善した方が良いよ!!

 

 

 

{おしまい}

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

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つまらない日常にするお前が悪い

つまらなさそうに過ごしている友人を見ると、

だいたいが毎日同じことを繰り返しているように感じます。

 

もちろん私から見た友人の雰囲気なので、

本当につまらないと感じているかは別の話ですが。

ちなみに、実際つまらないと言っている人もいます。

 

 

そんな彼らに言っていることは、

「いつもと違うことしたら?」

です。

 

実際はもう少しオブラートに包んでいますヨ。

 

でも返される言葉って

「金がない」

なんです。

 

金のかかることをする必要はありません。

スポーツ、創作、色々あると思います。

 

日常がつまらないのは、お前がつまらないから。

頭を使えばいろんなことに挑戦できると思います。

あと、金を持てたとしても、その人の日常は変わらないと思います。

 

 

そういった、つまらなさそうにしている人たちって、たいてい消費しかしないんです。

消費することのデメリットは、上達する必要がなく、好きなことに慣れてしまうことです。最近ブームになっているサウナもその代表例だと思います。

 

サウナ自体は否定していません。私自身サウナ大好きです。サイナ後の水風呂と外気浴の、あの

「寿命を削って気持ちのいいことをしている」時間が至福です。

 

しかし、私はサウナが趣味という人は少しどうかと思います。

なぜならサウナは、能動的に何かをするわけでもなく、試行錯誤をすることもありません。

サウナに限らず、ショッピングとか YouTube鑑賞とかもそうだと思います。

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別にそれを好きでいることは全く問題なくて、

「それしかすることがない」

ということが問題だと思います。

 

何度も言いますが、消費しているだけではつまらないのは当たり前です。

慣れますから。

 

そこで「いつもと違うことしたら?」がでてきます。

もしサウナが好きなのであれば、全国のサウナ巡りができるはずです。

「金がない」人は遠征に伴う費用を抑えるために試行錯誤できます。

巡ったサウナが増えれば増えるほど知識・経験がたまります。

その経験をSNSで表現できます。

今度は見る人を増やすために、見せ方にも試行錯誤を要します。

書き方、撮り方がそれにあたります。

 

そうすれば、きっとつまらない日常ではなくなります。

費用を抑える能力は友人との旅行する際に役立ちますし、サウナ紹介は立派な創作活動です。そこでも反応があれば友人との繋がりにも発展します。

 

この方法は他の消費活動にも当てはまります。

ホテル泊・グルメ・観光・鑑賞などなど…

 

さて、ではそれ以上の日常ではどうでしょうか。

(調べて・経験して・何かしらにアウトプットするならば、かなりの時間を要するはずなので十分かと思いますが)

 

つまり、週に1回2回の話ではなく、

毎日レベルでの「いつもとちがうこと」です。

 

それはもう、いつもと違うことを日常的にするだけです。

ちょっとした冒険を繰り返すことです。

例えば、

  • いつものお店じゃなくて違うお店に入ってみる
  • 普段は食べないメニューを頼んでみる
  • 初めてのルートで帰宅する
  • ヘアアレンジをする
  • 運動してみる

そんなレベルです。

普段しないことを意識的に取り入れるだけで、何もなかった日常に新しい感情が芽生えると思います。

 

金欠ガチ勢でもできることです。

 

{おしまい}

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

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スパイダーマン:ノーウェイホームを観た感想

間違いなくいい作品だった。

 

公開してすぐに観に行ったが、あの感動を味わえたことが今年一番の思い出なのかもしれない。

 

 

なぜ今感想を書くのか

 単純にそろそろネタバレ含めて書いても問題なのかなと思ったからです。それと、就職活動も終わり、ストックしているネタを放出していこうかと思った次第です。

 

 公開当時はとても話題になりました。

 

周りの友人も観に行っていたぐらいなので、かなりの人にとっていい作品だったのかと思います。

 

あらすじ1

 スパイダーマンの正体が自分であると世間にバレたピーターは、ストレンジの呪文を使い、皆の記憶からその事実を消そうと試みました。

 

しかし、失敗したため、別の次元から敵を呼び寄せました。

自分の判断ミスが続き、大切な人を亡くしたピーター。

仲間の助けもあってなんとか元通りの世の中に戻しましたが、さらに大きな代償を払うことになりました。

 

 

あらすじ2(ネタバレ込の詳細)

 前作のファーフロムホームからの続きでした。

 

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 ファーフロムホームもいい作品でした。(アメスパ2ほどではないですが)

 

ファーフロムホームの結末は、仲間だと思っていたミステリオが実は敵だとわかり、退治したところで終わります。

 

しかし、その後、ミステリオの最後の悪あがきによってスパイダーマンがピーターパーカーだと世間にバレました。スパイダーマンの素顔がバレるのはよっぽどのことです。

 

面倒なことに、世間はミステリオをヒーローだと認識しているので、ミステリオが遺したフェイク動画(悪あがき)によってピーターパーカーが悪者と認識され前作は幕を閉じました。

 

 

この前作を引き継ぎ、ピーターとその友人が世間に晒され、悪い評判はアメリが中に広まりました。

 

悪評判が仇となり、秀才のピーターでさえも、大学入試では不合格をたたきつけられました。もちろん友人2人も合格できません。

 

そこで、知り合いの魔術師(ドクターストレンジ)にスパイダーマンがピーターだという事実を消してもらうよう頼みました。



高度な呪文の末、見事に失敗します

 

失敗した結果、初代スパイダーマン作品に出てきた敵や、アメスパに出てきた敵が次元を超えてやって来ました。

敵が多すぎる

www.youtube.com


で、この出てきた敵をどうするか、ストレンジと揉めます。

 

別次元の敵は別次元のスパイダーマンの敵であって、自分の敵ではないし、彼らを元の次元に戻すと死んでしまうという考えからです。

 

彼らは時代・次元が違えど、共通して各々のスパイダーマンに殺される直前にワープしてきています。

 

ストレンジの制止を振り切って別次元からやってきた敵を救うことにしたピーター。

 

当然、救おうと思っていた彼らから裏切られます。

 

その結果、母のように慕っていたメイおばさんを死なせてしまいました。

 

自分が悪いと落ち込むピーター。あまりのショックに立ち直れず行方不明になります。友人2人が彼を探すためにストレンジから盗んだリング(どこでもドアのような物)を使って彼を呼び寄せます。

 

するとどうでしょう、敵だけでなく別次元のピーターも呼び寄せされており、別次元のピーター2人とつながりました。

 

別次元の2人は既に大切な人を亡くしており、彼らからの助言を受け、3人のスパイダーマン終結が実現しました。当初の予定通り彼らを助けつつ、全員を元の世界に戻すミッションが始まりました。

 

最大の見せ場である戦闘シーンは、基本的に3対3のバトルとなっており、暴れる彼らを何とか薬や物理の知識でコントロールして無事一件落着です。

 

しかしその後、冒頭の呪文の失敗によってできた別次元との裂け目がもはや手遅れの状態まで広がってきました。

 

唯一の手段はこの世のすべての人の記憶から自分の存在を消すことでした。

 

それを受け入れたピーターによって、世界は元通りになりました。

自分以外の友人はみな希望する大学に合格し、充実した生活を送れています。

しかし、ピーターは唯一の肉親を亡くし、チームメイトも友人も失ってしまいました。

誰の記憶にも残っていないピーターは、アパートの一室で高卒認定の勉強をしながら街を救っていくこととなります。

 

 

感想及び考察(ネタバレ込)

 観てから実に8ヶ月近く経ちますが、未だにストーリーを覚えているぐらい強烈な映画でした。とても、とても面白かったです。

 

 別次元のスパイダーマンが出てきた時、そしてアメスパのピーターがMJを助けた時の感動は今年一番のものでした。

 

アメスパでグウェンを助けられなかった落下シーンが今作でも用意されています。

トムホピーターが助けられないのを見るや否や、兄貴分として助けます。

助かったことに安堵する2人。アメスパピーターはよく見ると泣いています。

そんなピーターをみてMJが

 

「Are you ok?」

 

泣かせるんじゃないよ!

 

別次元から彼ら2人が出てきてから、主役が一気にアメスパになったような気がします。

何気ないワンシーンであっても、それがまるでアメスパのためのように感じました。

 

途中で打ち切ったアメスパを供養しているような、そんな雰囲気がまた涙を誘います。

 先ほど述べたMJを助けるシーンでも、前回は間に合わなかったとはいえ、糸のみでの救出でした。しかし、今回は抱きかかえて着地しています。「地面には打ち付けないぞ」という覚悟・反省が感じられました。

 また、リザードを糸で動けなくする場面もアメスパ1を同様の方法でした。また、実験室での追いかけっこなども再現していたと言えるでしょう。

 エレクトロに電気で固定されるところも同じでした。アメスパ2では、グウェンが助けてくれましたが、今回はDr.オクトパスでした。

 こう見ると、アメスパ2のシーンをいくつか利用しており、バトルシーンの参考にしたのかもしれません。夢半ばで打ち切られたアメスパがこのように再登場することは供養だと思います。

 

各々の所属するスパイダーマンの配給会社が違うなか、集結することができたのはファンにとって夢だったはずです。

 

まさしく待望の作品でした。そして、これ以上ないシリーズ3作品目でした。

 

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ですが、

 

逆に、ガーフィールド(アメスパ)が出なければ駄作だったと思います。

 

理由は単純で、というか、以前からずっと思っていることなのですが、

がどうしても気になってしまいます。

 

現シリーズでは、毎回ストーリーがややこしくなります。

それは十中八九スパイダーマンが原因であり、事件危険が起きるのもスパイダーマンの能動的な言動が原因です。

 

過去のスパイダーマンはあくまでも巻き込まれるだけや、暴走の初期に止めようとしたら敵視されたというのが一般的です。

 

自分のエゴで周りを巻き込みすぎて少し冷めます。

このエゴがあまりにも幼稚なためどうしても冷めてしまいます。

そして間延びするため、テンポがどうしても悪くなり、さらに冷めます。

 

  • MITに受かると言われていた秀才が危険な呪文の途中で邪魔をするか?
  • 別次元からやってきた敵をかわいそうという理由で助けるか?
  • 自ら頭下げて解決を頼みに行ったのに解決方法に従わないことあるか?

 

鑑賞中にこんな疑問が止まらず、どうしても冷めてしまう。

 ほかにも挙げるとするならば、アメスパの映像美がいかに素晴らしかったかということです。スパーダーマンの動きが今作はなぜだか違和感を覚えるほどぎこちない。一番は着地シーンとジャンプシーン。特に着地シーンは合成感が強すぎて・・・・。

まぁ、ガーフィールド出てきたので個人的に満足していますし、大事なシーンでは感動したので良い作品だったと思います。

 

 

まとめ

次回作はピーターとしての存在を取り戻すための話になると思います。

その苦労を乗り越えて大人になったスパイダーマンを観たいと思います。

じゃないとアメスパがあまりにも可哀想です。

 

{おしまい}

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

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ランジャタイの面白さをあえて説明する

これは3月9日の下書き(手書き)を書き起こすものである。就職活動の現実逃避として、手書きで下書きを書いていた。ま、本題とはそれるのでこの辺に。

https://grapecom.jp/talent_writer/ranjyatai/より



私はランジャタイが大好きである。

しかし、この気持ちに共感してくれる人が少なすぎる。友人や家族に布教しても、ランジャタイ漫才は彼らに響かなかった。

 

そんなことあってたまるかという思いで今日は書いていく。

 

ランジャタイがいかに面白いかを、対面で説明することが少し恥ずかしい。

(論理的?に説明することが恥ずかしい)

したがって、「文字にして伝えたい友人に書く」つもりで書く。

 

 

ランジャタイについて

ランジャタイについて知っておいてほしいことは、

 

 

 

特にない。そう。何もなかったのだ。

 

 

強いて言うならサンドウィッチマン擁する「グレープカンパニー」に所属している。

 

 

共にNSC東京校12期出身(2006年入学)同士で、同校在学中に知り合う。入学2日目に伊藤が“鳥取の怪童”を名乗り「お前、面白いんか~?」などと同期生数十人に絡み続け、ただ1人「うん面白いよ~」と答えたのが国崎でこれをきっかけに仲良くなった[8][14]。ネタ見せの授業には参加せず観る側だった[13]伊藤が、授業中に和気藹々としていた同期らに対して「お前ら、ここは仲良しクラブじゃないんだよ!」と叫んだことによりわずか2~3か月ほどでNSC退学を言い渡される[15]。それを回避するべく西大井駅周辺の街でゴミ拾いをして国崎も手伝ったが覆らず、伊藤はそのまま退学[6]。ゴミ袋を両手に持って泣きながらNSCを去る伊藤を面白いと思った国崎は、コンビを組むため伊藤の後を追いかける形でNSCを自主退学[6]

ランジャタイ - Wikipedia

 

コンビ結成秘話をはじめ、テレビでよく紹介されるランジャタイについての情報はウィキペディアを参照していただきたいと思う。それか、彼らのYouTube

 

ランジャタイの楽しみ方

ランジャタイを見る時は

「黒い服を着た通行人(伊藤・ロン毛)が、奇人(国崎)に話しかけられて困惑する一部始終」

という舞台設定を追加する必要があると思っている。

 

そもそも彼らは一般的な漫才をしているわけではないから、見ているこちらも一般的な漫才としてみるのは良くない。と思う。

そうしないと、突っ込みの役割を担う伊藤が無言である状況を理解できないだろう。

そして、奇人(国崎)が作り出す世界観についてこれなくなる。

 

よくコンビ芸人では、「じゃない方」という言われ方をすることがある。

端的に言うと、コンビ名を聞いてパッと名前か顔が思いつかない方だ。

(個人的な例:ジョイマン、見取り図など)

ランジャタイ初心者ははじめ、突っ込まない伊藤に対して、「じゃない方」と認識するが、残念ながらランジャタイの "核" は伊藤の人間性にあると思う。

袖で1.2回ほど、相方とネタをあわせた。

相方は、事情も知っているのに、やりだすボケに対して、普通にあははと笑っていた。

こいつもとんでもないなと思った。

じいちゃん|ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん|note

{国崎の祖父が亡くなった翌日、祖父が成仏できないというネタを急遽ライブでやりたい要望を受け入れ、(タイミング的にも不謹慎な)ボケに対して笑っている伊藤}

 

ネタではボケの国崎がヤバい奴のように感じられるが、それを凌駕するヤバさが伊藤にはある。

【ランジャタイ】伊藤の奇人エピソード集 - YouTube

 

何がどう面白いのか

先ほど述べた方法を実践していただくと、十分楽しめるかと思う。

 

しかし、彼らの魅力をまだ書いていなかったので書いていこうと思う。

 

先述した通り、彼らは一般的な漫才をしているわけではない。しかし、彼らの芸風が成り立っていないかと言えばそうでもない。

 

しっかりとしたオチが用意されていたり、奇想天外に見えて実は骨組みは王道だったりするのだ。

 

そんなランジャタイの中でも、私が好きなネタをいくつか紹介したい。

 

「宇宙の真理」


www.youtube.com

 

iPhoneのつくりかた」


www.youtube.com

 

サザエさん(の真実)」


www.youtube.com

 

「TMラーメン」


www.youtube.com

 

「太鼓寿司」


www.youtube.com

 

「お鍋の美味しい季節になってきました」


www.youtube.com

 

・・・などなどである。文字だけ読むとオカルト漫才のように解釈できそうだが、かなり面白い。

 

ランジャタイを面白くないと感じる人は、彼らの漫才を要約してみるといいかもしれない。

 

例えば、最もポピュラーである「風猫」を要約してみる。

 

─────風の強い日に外に出ると猫が飛んできたので、家で飼うことにしたら耳から体内に入ってきて体の中から操られた。

 

という話である。

 

文字にすると、よくわからないことはない。むしろわかりやすい。

 

さらに、構成として一番しっかりしていておもしろいと感じるのが、「太鼓寿司」「サザエさん(の真実)」である。


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見ていただいた人には伝わると思う。

オカルトどころか、「『星新一ショートショート』のような不気味さ」を感じないだろうか?

 

志らく師匠などは、彼らを評するとき「落語みたい」という。

 

巧みな話術で一見するとわかりにくい設定を観ている人に理解させているからだ。

 

私もそう思うが、それが面白さなのかと言われると違うと思う。

 

 

 

 

彼らを面白く感じる要因は、

 

日常の閉塞感を打破してくれているから。

 

そして、子供の頃の if を大人が代わりにやってくれているから。

 

だと思う。

 

もちろん落語みたいな話術も、ショートショートのような構成も魅力であり、強みだと思うが、直接的な面白さには関係してこない。それらは、どちらかと言うと「すごい」という感情を生む。

 

日常を打破してくれる芸風とそのネタは、モラルやハラスメントに雁字搦めのテレビ局と現実世界に風穴を開けてくれる存在なのだ。

 

誰かを貶して笑いを取るのではなく、ランジャタイは今までとは違った角度から笑いを取ることに成功した。

 

この笑いは青天井なのである。

 

 

これが面白いのである。

 

 

三者を利用して笑いを取る場合、どうしても枠組みを設けられ、「枠から出る=炎上」となる。

 

現在のテレビだけでなく、私たちが生きる日常はその枠組みをあらゆる場面で意識せざるを得なくなっており、どことなく閉塞感が漂っている。

 

しかし、ランジャタイは誰も傷つけない芸風であるため、笑わせ方に制限がかからない。だからこそ、私たちが思いもよらないネタや話術(バラエティー番組・YouTube)であふれている。

 

それが新鮮であり、面白い。

 

 

そして、よくわからないと言われるネタの主題。

 

いくつか例を挙げる

  • 猫が耳に入った
  • 東京タワーを圧縮するとビッグマックになる
  • 鍋で煮えたぎった出汁を頭からかぶってみた
  • 間違えて別の店に入ったら臭かったので「クセェ~」と言っちゃった
  • ウィーン少年合唱団の中で別の曲を歌ってみたら

 

─────文字にするとまるで子供が考えてそうなネタだと思わないだろうか。

 

まるで子供が

 

「もし~~だったらさー面白いよね」

 

を数分間で実践しているかのようである。

 

今となっては口にすることも、行動に移すこともできない if をやってくれているのだ。

 

数十年前の答えあわせなのである。

 

大の大人が子供の疑問に全力で答える漫才。

 

 

面白くないわけがない。

 

 

さいごに

夏も終わる頃とはいえ、まだ残暑もすさまじいですから。

ホラーネタを最後に紹介します。


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{おしまい}

いつも読んでいただきありがとうございます。

下書きとは全然違う話になっちゃった。

 

 

ununkown.hatenablog.com

 

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